今の人たちとは、考え方が違うのかもしれません。私の世代、つまりバブル世代の人たちは、不倫が本当に多かったです。私の体験ではないのですが、仲良しのおともだち、3人はいつも恋愛をしていたし、不倫に申し訳ないとか、いけないことだという倫理観はとても薄かったです。どこで知り合ったかもわからない男性といつのまにか不倫関係になっていました。今では3人とも、お金持ちの奥さまです。夫の職業は医師だったりします。
3人とも、30人以上の男性経験がありました。だから、もちろん妻子持ちも多かったです。もてるというのか、次々でした。男性は、気軽の付き合えるというので人気があったのでしょう。ポケベルの時代に連絡を取り合う、スリルがたまらないのでしょう。
不倫できれいにわかれられるのは、女性が後追いしないときです。男性が後追いすることはあまりありません。男性関係も上手というか、付き合う男性も持てる人ばかりなのでしょう。男性も家庭にばれてしまっては困るので、別れも比較的すんなりいきます。女性の家族、つまり親も知らないことがほとんどです。もしかしたら、したたかで、知っていても周囲にばれなければなかったことにしてしまうのかもしれませんね。
今、二人とも結婚していますが、知らないのは旦那ばかりです。旦那は自分の妻に30人の男性経験があったことは知る由もありません。年賀状に、ニコニコの写真がついてきます。お見合い当初、不倫していて、その不倫男性に結婚を勧められたということも知らないのです。友達もなぜにこの幸せな夫を年賀状に出すのか不思議でなりません。知る人は、かわいそうだというよりも、「そういえば。結婚するときには不倫男性の借りてくれたアパートを引き払って、結婚式をしたのだった」という記憶がよみがえります。
過去は清算できるということです。今あったら、その不倫相手の男性も60代半ばになり、ただの初老の人でしょう。男性にはいい思い出ではないでしょうか。